果てしなきスカーレット

■はじめに 私は細田守監督のファンではない。かといってアンチでもない。だいたい彼の作品は1作しか観ていないので(おいおい)。ちなみにそれは『竜とそばかすの姫』。 この作品については過去に記事に書いた記憶がある。今読み返してみてもけっこうまともなことを書いてる(自画自賛)。興味を持たれた方はちょっと覗いてみていただきたい。検索ボックスから探せば見つかります。 アニメ大国と言っていい現代日本だが…

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吉原面番所手控

吉原面番所手控 (朝日文庫) - 戸田 義長 評価:★★★★ 遊郭である吉原の治安維持を司る面番所。そこで40年あまり同心として勤めてきた木島平九郎。彼は数々の難事件を解決してきたが、実はそれらの謎を解いてきたのは、かつて客と心中した人気花魁だった・・・* * * * * * * * * * 遊郭である吉原の治安維持を司る面番所。そこで隠密廻り同心として40年あまり勤めてきた木島平九郎(き…

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爬虫類館の殺人

爬虫類館の殺人【新訳版】(創元推理文庫) - カーター・ディクスン, 白須 清美 評価:★★★★ 第二次大戦下のロンドン。ドイツ軍による空襲の脅威が増す中、動物園が閉園することになった。その園内にある一室で園長がガス中毒で死亡した状態で発見される。部屋は窓も扉もすべて内側から目張りされた密室状態。自殺かと思われたのだが・・・* * * * * * * * * * 第二次大戦下のロンドン。世…

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死に髪の棲む家

死に髪の棲む家 (角川ホラー文庫) - 織部 泰助 評価:★★★★ 福岡県の素封家・匳家では、葬儀の際に死者の口に髪を詰めるという奇妙な因習があった。その匳家の屋敷で身元不明の老人が首を吊って死亡する。 たまたま滞在していた作家の出雲は老人の葬儀に関わることになり、山中にある番屋で死者と一晩過ごすことになる。しかし翌朝、床は人毛で埋め尽くされ、死者が別人に入れ替わっていた。密室状態だった番…

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アミュレット・ホテル

アミュレット・ホテル (光文社文庫) - 方丈 貴恵 評価:★★★★ 犯罪者御用達のアミュレット・ホテル。法律違反のサービスは満点だが、ホテル内での殺人は御法度。掟を破った犯人はホテル専属の探偵が暴き出し、”処理” される・・・* * * * * * * * * * アミュレット・ホテルの別館は会員制。ただしそれは犯罪者に限られる。そこでは警察などの国家権力が及ばず、対価を支払えば銃器や毒…

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甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版 (実業之日本社文庫) - 知念 実希人 評価:★★★☆ 都内で次々に起こる連続絞殺事件。現場には「私は既に死んでいる」という犯人のメッセージが。遺体から検出したDNAを鑑定したところ、なんと犯人は4年前に死んでいることが判明する・・・ 天才診断医・天久鷹央と外科医・小鳥遊優が事件に挑む、医療ミステリー・シリーズ、第8巻。* * * * * * * …

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2025年11月に読んだ本

 個別の記事として採りあげなかった作品について記します。航空自衛隊 副官 怜於奈 4・5 (数多久遠)[ハルキ文庫]★★★航空自衛隊 副官 怜於奈4 (ハルキ文庫) - 数多久遠航空自衛隊 副官 怜於奈5 (ハルキ文庫) - 数多久遠 南西航空方面隊・二等空尉の斑尾怜於奈が、溝ノ口司令官の「副官」として過ごす日々を描くシリーズ。「4」○隊のVIP(司令官&幹部)専用車のドライバーたち…

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いけないII

いけないII (文春文庫) - 道尾 秀介 評価:★★★★ 短編ミステリの最後に一枚の写真が掲載されている。その写真の解釈によって物語の様相がガラリと変化する。 ニブイ人のために(笑)、解説のウェブサイトまで用意されている親切設計(おいおい)。* * * * * * * * * * 四つの短編ミステリを収録。それぞれ、文章のみでも完結しているのだが、最終ページのあとに写真が一枚掲載されてい…

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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理 (角川ホラー文庫) - 三津田 信三 評価:★★★★ 京都にある無明大学には「怪異民俗学研究室」(怪民研)がある。作家であり探偵でもある刀城言耶の研究室だ。一回生の瞳星愛は自ら体験した怪異を語るため怪民研を訪れるが、そこにいたのは言耶の助手で大学院生の天弓馬人だった・・・* * * * * * * * * * 京都にある無明大学は、作家で探偵でもある刀城…

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豊臣探偵奇譚

豊臣探偵奇譚 (ハヤカワ文庫JA) - 獅子宮 敏彦 評価:★★★☆ 養父・豊臣秀長の死により13歳で100万石の大名となった秀保。武芸は苦手で書物が好きな少年秀保は、命を狙われる身でもある。そんなとき、散楽芸人の日魅火・亜夜火の姉妹が現れた。二人に護られながら、秀保は自らが遭遇した怪異の謎を解いていく。* * * * * * * * * * 豊臣秀保(とよとみ・ひでやす)は、秀吉の姉の息…

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