紅招館が血に染まるとき THE LAST SIX DAYS

紅招館が血に染まるとき The last six days (双葉文庫 お 48-01) - 岡崎 琢磨 評価:★★★☆ ”バタフライ” と呼ばれる、蝶の翅の生えた人型アバターが生活するVR空間〈バタフライワールド〉(BW)。そこは非暴力が徹底され、アバター同士が傷つけ合うことは不可能な世界。 現実世界から逃避するため、BWに入り浸りの生活を送るアキは、相棒のマヒトとともに〈紅招館〉に向か…

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赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。 - 青柳碧人 評価:★★★☆ 赤ずきんは猟師のおじさんにクッキーとワインを届ける途中、木でできた腕を拾う。それはピノキオのものだった。バラバラにされてしまったピノキオの身体を集める旅に出た赤ずきんは様々な事件に巻き込まれていく・・・ 『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の続編登場。* * * * * * * * * *「第一章 目撃者は木偶(でく)…

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太宰治の辞書

太宰治の辞書 (創元推理文庫) - 北村 薫 評価:★★★ ”日常の謎” ミステリというジャンルを切り開いた〈円紫さんと私〉シリーズ。『空飛ぶ馬』から『朝霧』にいたる全6巻で完結かと思われたが、17年の時を経て7巻目が刊行された。 出版社の編集者となった〈私〉が、芥川龍之介や太宰治の作品を通じて感じた謎を追究していく。* * * * * * * * * * 文学好きな大学一年生の〈私〉が、…

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