未来職安

未来職安 (双葉文庫) - 柞刈湯葉 評価:★★★ 日本人の99%が働かず、政府から支給される生活基本金で暮らすようになった近未来。そんな世界のなかで主人公の目黒さんは残りの1%で、なんと「職安」で働いている。 そこにやってくるのは「ワケあって働きたい」という人たちだ・・・という、とぼけた味わいの近未来お仕事SF小説。* * * * * * * * * * AIの進歩で、人間の仕事…

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2084年のSF

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2084年のSF (ハヤカワ文庫JA) - 日本SF作家クラブ編 評価:★★★ 1949年に作家ジョージ・オーウェルが発表したディストピア小説『1984年』。1949年にとって1984年は近未来だった。ならば、2020年代の現在からみて近未来はどんな世界になっているのか? SF作家23人が「2084年」(1984年の100年後)をテーマにして書き下ろしたアンソロジー。* * * * *…

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ハロー・ワールド

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ハロー・ワールド (講談社文庫) - 藤井太洋 評価:★★★☆ インターネットの自由を脅かす行為に、知識と技術で立ち向かうITエンジニア・文椎泰洋を主人公にした連作短編集。* * * * * * * * * *「ハロー・ワールド」 ITエンジニア・文椎泰洋(ふずい・やすひろ)が作成したWeb広告ブロックアプリ〈ブランケン〉が、突如インドネシアで売れ始めた。 その理由を調べ始めた文椎たちは、…

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