今年読んだ本 ベスト30+30


 世界的にはいろんなことが起こり、人類は滅びへの道を歩んでいるじゃないかと悲観的になりそうな2024年の暮れですが、皆様は如何にお過ごしでしょうか。

 私 mojo はなんとか無事に生きております。

 ということで(?)、年末恒例のランキング発表です。




■今年読んだ本 ベスト30+30

 毎回書いてますが、私 mojo の独断と偏見で決めてます。皆さんの評価と一致しない場合もあるかと思いますが、私の好みの問題ですので、石を投げたりせずに、笑ってご寛恕ください。

 ランキングの対象となるのは、原則としてオリジナルのフィクション作品のみです。映像作品のノベライズも含めていません。ノンフィクションも何冊か読んでるんですが、記事にはしてませんし、ランキングにも入れてません。これは例年通りです。

 なお、シリーズ作品や文庫化に際しての分冊化などの場合は ”1つ" にまとめてしまったものもあります。悪しからずご容赦ください。

 あと、挙げてある本の中にはまだ記事に書いてないものも含まれます。現時点で、読了したのにまだupしてない本が7作ほどあります。1月中にはupを終える予定です。

 それでは第1位~第10位まで。私の評価ではすべて星4つ半です。

第1位「爆弾」(呉勝浩)[講談社文庫]

第2位「黒牢城」(米澤穂信)[角川文庫]

第3位「塞王の楯 上下」(今村翔吾)[集英社文庫]

第4位「シャドウ」(道尾秀介)[創元推理文庫]

第5位「檜垣澤家の炎上」(永嶋恵美)[新潮文庫]

第6位「水使いの森」「幻影の戦 水使いの森」「叡智の覇者 水使いの森」
     (庵野ゆき)[創元推理文庫]

第7位「アンダードッグス」(長浦京)[角川文庫]

第8位「スワン」(呉勝浩)[角川文庫]

第9位「おれたちの歌をうたえ」(呉勝浩)[文春文庫]

第10位「命の砦」(五十嵐貴久)[祥伝社文庫]


 つづいて第11位~第20位まで。すべて星4つです。

第11位「三体」「三体II 黒暗森林」「三体III 死神永生」
     (劉慈欣)[ハヤカワ文庫SF]

第12位「ボーンヤードは語らない」(市川憂人)[創元推理文庫]

第13位「揺籠のアディポクル」(市川憂人)[講談社文庫]

第14位「名探偵に甘美なる死を」(方丈貴恵)[創元推理文庫]

第15位「孤島の来訪者」(方丈貴恵)[創元推理文庫]

第16位「時空旅行者の砂時計」(方丈貴恵)[創元推理文庫]

第17位「密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック」

     (鴨崎暖炉)[宝島社文庫]

第18位「#真相をお話しします」(結城真一郎)[新潮文庫]

第19位「俺ではない炎上」(浅倉秋成)[双葉文庫]

第20位「竜の医師団1」「竜の医師団2」(庵野ゆき)[創元推理文庫]


つづいて第21位~第30位まで。こちらもすべて星4つ。

第21位「黄土館の殺人」(阿津川辰海)[講談社タイガ]

第22位「雷神」(道尾秀介)[新潮文庫]

第23位「或るギリシア棺の謎」(柄刀一)[光文社文庫]

第24位「六法推理」(五十嵐律人)[角川文庫]

第25位「ヴェルサイユ宮の聖殺人」(宮園ありあ)[ハヤカワ文庫JA]

第26位「続シャーロック・ホームズ対伊藤博文」(松岡圭佑)[角川文庫]

第27位「じんかん」(今村翔吾)[講談社文庫]

第28位「サイボーグ009 トリビュート」(辻真先他)[河出文庫]

第29位「護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧」

    「試練 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧」(時武里帆)[新潮文庫]

第30位「ゴールデンタイムの消費期限」(斜線堂有紀)[角川文庫]


 ベスト30は以上なのですが、例年31~60位まで紹介しているので以下に掲げます。ここまでくると順位は余り意味がないので、読了順に載せます。みな星4つです。

<1月>

「久遠の島」(乾石智子)[創元推理文庫]

「若きウェルテルの怪死 梶龍雄 青春迷路ミステリコレクション2」
 (梶龍雄)[徳間文庫]

「サーカスから来た執達吏」(夕木春央)[講談社文庫]


<2月>

「あと十五秒で死ぬ」(榊林銘)[創元推理文庫]

「不可逆少年」(五十嵐律人)[講談社文庫]

「潮首岬に郭公の鳴く」(平石貴樹)[光文社文庫]


<3月>

「立待岬の鴎が見ていた」(平石貴樹)[光文社文庫]

「円 劉慈欣短編集」(劉慈欣)[ハヤカワ文庫SF]

「invert 城塚翡翠倒叙集」(相沢沙呼)[講談社文庫]


<4月>

「推理大戦」(似鳥鶏)[講談社文庫]

「葉山宝石館の惨劇 梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション3」

 (梶龍雄)[徳間文庫]

「流浪地球 / 老神介護」(劉慈欣)[角川文庫]

「福家警部補の考察」(大倉崇裕)[創元推理文庫]


<5月>

「天保十四年のキャリーオーバー」(五十嵐貴久)[PHP文芸文庫]

「ルパンの絆」(横関大)[講談社文庫]

「あらゆる薔薇のために」(潮谷験)[講談社文庫]

「臨床探偵と消えた脳病変」(淺ノ宮遼)[創元推理文庫]


<6月>

「八本目の槍」(今村翔吾)[新潮文庫]


<7月>

「漣の王国」(岩下悠子)[創元推理文庫]

「甘美なる誘拐」(平居紀一)[宝島社文庫]

「女と男、そして殺し屋」(石持浅海)[文春文庫]


<8月>

「白い巨塔」の誘拐」(平居紀一)[宝島社文庫]

「掃除機探偵の推理と冒険」(そえだ信)[ハヤカワ文庫JA]

「蝶として死す 平家物語推理抄」(羽生飛鳥)[創元推理文庫]


<9月>

「冬期限定ボンボンショコラ事件」(米澤穂信)[創元推理文庫]

「神の悪手」(芦沢央)[新潮文庫]


<10月>

「新しい世界で 座間味くんの推理」(石持浅海)[光文社文庫]

「レモンと殺人鬼」(くわがきあゆ)[宝島社文庫]

「爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー」(おぎぬまX)[宝島社文庫]

「幻月と探偵」(伊吹亜門)[角川文庫]


<11月><12月>

該当作なし


 ”今年読んだ本 ベスト30 + 30” についての発表は以上です。

 2024年に読んだフィクション作品は204冊。総ページ数は文庫で約79000ページ(私は基本的に文庫しか買わない人なので)。一日あたり218ページくらい読んでた計算になります。

 昨年(2023年)比で冊数は14冊減、一日あたりページ数で約12ページ減です。10月くらいまでは昨年を上回るペースで進んでたのですが、11月からぐっと減速しました。これは以前の記事にも書きましたが ”我が家の大事件” のためでしょう。

 これについては事態は収束しつつあるのですが、来年前半まで引きずりそうで2025年は200冊を割り込むかも知れません。まあこのあたりは神のみぞ知る、ってところかな。

 まあ来年も、焦らずのんびりと読書を楽しみたいと思ってます。

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