※ネタバレ全開です。未見の方はご注意を。
ところどころ、かみさんのチャチャが入りますがご容赦を(えーっ)。
もっと早く書くつもりだったんだけど、仕事から離れたせいか、ここのところ「いついつまでに仕上げなきゃ」っていう ”〆切意識” が希薄になってきていて(←ナマケモノ)遅れてしまいました。
そんなふうにウダウダしていたら、なんと今日(8/30)、「第二章」の特報第二弾が公式サイトに! 時の流れに置いていかれそう・・・(おいおい)。
第一話 「秘密作戦発動! 新ヤマトへ向かえ!!」
■『パーセクのかぎしっぽ』
本編は、真田さんの朗読で始まる。
ここで思ったのは、ひょっとして最終話の最後も真田さんのモノローグで終わったりするのかな? だった。
だって『2202』はズォーダー、『2205』はデスラーが ”始まりと終わり” を受け持っていたからねぇ。
真田さんの前にいるのはサーシャ。彼女は何かを感じている? そんな超常の能力を持っている?
ちなみに真田さんの持っている本のタイトルは『パーセクのかぎしっぽ』(Blu-ray を一時停止して確認した)。早速かみさんが検索してた。見つかりませんでした(笑)。どうやら架空の本のようで。
「どうした、澪?」
リメイク版でも彼女の名は ”真田澪”(第二章の予告編でも言ってたけどね)。
■ベムラーゼ首相?
太陽系に領海侵犯にやって来たボラー艦隊。その指揮艦のブリッジには、ばかでかい肖像画が。スカルダートよりもデスラーよりも早いご登場です。
まあ、こんなものを飾って配下に拝ませてる段階で、しょーもない指導者なんだろうな、ってことは何となく分かります(おいおい)。
■”ウラリアの光”
「銀河の中心にあって、宇宙を凍てつかせる、魔女の吐息。ウラリアの光」
少なくとも彼らは、過去にグランドリバースに遭遇したことがあるような台詞ですね。デザリアムの母星は銀河中心部にあるのかも知れない。
かみさんに「ウラリアの光って何?」と聞かれたが、「わからん」と答えました。だって分からないんだもん。
■タイトル
第十一番惑星をバックにタイトルがどどーんと。このへんはオリジナルを完コピ。
大量のカラクルム級の残骸も漂ってて。これ、再利用しないのかな。
時間断層を喪い、新たな戦艦の建造もままならないのなら、この残骸をリサイクルしない手はないと思うんだけど。
まあ、艦内にはガトランティス人の遺体もたくさんあるだろうから、まずはお祓いをしてからかな(おいおい)。
と書いてたら、第二章のBlu-rayの「新規描き下ろし特製スリーブ by 加藤直之」にしっかり描かれてます。やっぱり何かで再登場するのでしょう。
■南部重工
南部が父親の会社の機密にハッキングを仕掛けて重要情報を盗み出す。
でもまあ、息子とはいってもハッキングを許すなんで、セキュリティが甘いのか、それとも南部が優秀なのか(後者であると思いたい)。
■南部父
「あれはもうこちらへ向かっている」
南部の父はデザリアムと通じている。
問題はなぜそうなったか、デザリアムは何を以て ”協力者” たちを納得させることができたのか、だろう。
「どうも父親というものは出遅れるな」
父と息子の関係は、家庭ごとにさまざまな形があるのだろうけど。
いずれにしろ、『3199』での南部はなかなか波乱の人生を歩むことになりそうだ。
■三羽がらす
第一艦橋の三人組(南部・太田・相原)が揃って、しかも三人だけで行動して会話してるシーンというのは珍しい。改めて見てみると、それぞれ個性が異なっていてなかなか面白いものだ。こんなシーンもリメイクならではだろう。
■古代登場
いきなりプロポーズの練習シーンから入るというのも如何なモノかとも思ったが、これが「何事にも誠実であるが、とにかく不器用」(おいおい)という、リメイクにおける古代のキャラクターを端的に示してるとも思う。
しかし通信機をつけっぱなしで外部にダダ漏れというのはセキュリティ的にどうなのか。でもまあ、平時においてはあまり役に立たず(笑)、乱世において真価を発揮するというのもまた、古代のキャラクターなのだろう。
銀河艦内の女性陣には格好の話題を提供してしまったが、彼女らを観ていると古代は ”愛されキャラ” なのだな、とも思う。ガトランティス、デザリアムと果敢に渡り合ってきた指揮官も形無しだが、これも ”人望” の形のひとつではあるのかも知れない。
サーシャの検疫に二年というのは時間のかけ過ぎとも思ったが、その裏には真田さんの采配があるのだろう。
■土門、みやこ、板東、そして北野兄
三人はアスカでの勤務。『2205』から2年経ったからそれなりに経験も積んでるのだろう。
そしてそこに北野兄(誠也)登場。36歳というのは真田さんの二歳下。本来だったら『2199』でヤマトに乗り込むはずが、直前に負傷して地球に残った、という設定。
おそらく、本来は「古代守-北野誠也」という組み合わせだったはずが「古代進-南部康雄」になったのだろう、と勝手に思っている。
CVは鳥海浩輔さん。『シドニアの騎士』の弦打や『鉄血のオルフェンズ』の名瀬とか、とにかく女たらしの役のイメージがあったので、今回の配役はちょっと意外。でも生粋の軍人という雰囲気も上手く出すのはさすがベテラン。
■雪さん登場
司令部付幕僚としての登場。長官を補佐する参謀、というところか。
階級も二佐、艦長職も務めたし、立ち居振る舞いも堂々としているのは流石。
第一章に於ける雪さんは、首尾一貫して「デキる女」を体現してますね。
百合亜の台詞にある「ラグ」って何だろうって思って調べたら「タイムラグ」、つまり通信の遅延のことらしい。このあたりにも ”内通者” によるサボタージュがあったのだろう。
■義手?
土門たちと別れた後、艦内を歩くシーンで右手がアップになるのだけど、あれは義手(機械化された手)のように見える。
顔にも傷跡が残ってるけど(この時代の医療技術なら傷跡は簡単に消せると思うので、あれは本人の意思で残してるんだと思う)、ひょっとして右手以外にも、体のあちこちが機械化されてるのかも知れない。『2202』終盤でも、手足の機械化について言及されてたし。
実は映画館で最初に見た後、かみさんには「旧作の『ヤマトよ永遠に』に出てくる暗黒星団帝国の人間は、実は体のほとんどを機械化していた」って話した。
そして家で二人してBlu-rayを観ていたら、このシーンで「北野が右手を機械化してるってのは、あとのほうでデザリアム人と絡んでくる伏線じゃないの?」ってかみさんが言いだした。
うーん、そこには気づかなかったですねぇ。たしかに、今後のストーリーで重要な要素になるようにも思います。
■波動共鳴機雷群
ピンポイントでグランドリバースの前面にあったけど、そもそも小惑星帯全域(を含む、球状の宙域すべて)に敷設しておくなんてのは無理だから、事前に軌道を予測してばら撒いたんだろうと理解。
ならば画面には映っていないけど、この近くには機雷敷設艦もいたのかも知れない
■コスモリバースシステム
未だ銀河の艦内にあって利用されている模様。
これも今後のストーリーで重要なアイテムとなるのだろうか。
■神崎の過去
銀河副長の神崎恵は、どうやら夫と子どもを喪っているらしいという過去が明かされる。
彼女は第二話の終盤で大活躍するのだけど、彼女も『3199』での重要な役回りが待っているのだろうか。
雪とサーシャと三人で家族になることをためらう古代の背中を押す。
「人に生きていく理由があるとしたら、それを教えてくれるのは家族だけよ」
『2205』で藪君もそんな台詞を言ってましたねえ。
”家族” という言葉は、対デザリアム戦に於けるキーワードになるのかも知れない。
■司令部
機雷群を突破したグランドリバースは火星宙域へ。
unknown(未確認物体:グランドリバース)の侵入経路に沿ってネットワークが遮断されていることを指摘する雪。内部からのサイバー攻撃が疑われる。
「やるでしょうね、むこうの言葉を信じているのなら。同じ地球人であっても」
保安部長の星名(彼もなにげに出世してる)によって、地球人内部に ”内通者” がいることが明かされる。
■オペレーションDAD
藤堂長官は ”オペレーションDAD” を発動する。予告編の記事でも書いたけど、予想通り「ディフェンス・アゲンスト・デザリアム」の略でしたね。
■火星迎撃戦
火星空域へワープアウトするアスカ、続いて同じくアスカ級6隻がワープアウト。グランドリバース迎撃の ”第一波” となる。
全艦連動しての防壁弾発射と同時に、BGM「巨大戦艦グロデーズ」開始。
旧作でも重核子爆弾迎撃のミサイル発射と同時にかかった曲。
Blu-ray に同梱のシナリオでも、BGM開始時点がきっちり指示されてる。
まさに旧作の「完コピ」。これは滾る!
アスカ級による渾身の防壁弾攻撃、続く第28護衛隊(ドレッドノート級、アルデバラン、ヒュウガ)三隻による拡散波動砲の一斉射も効果なく、グランドリバースはそれを突破。
グランドリバースを止められないことは分かっているのだけど、それでもこの一連の流れはなかなかエキサイティング。
■地球司令部
グランドリバース迎撃の ”第三波”、自律防空システム(無人艦隊)が出動するが、他の艦隊に動きはない。
雪は冷静に分析していてるみたいだけど、長官に対してはけっこうずけずけとした物言い。いやあ雪さん、強くなったねえ。それも自分の能力に自信をもっているからだろう。
とにかく第一章の雪さんは「デキる女」を体現していて、とても素晴らしい。かみさんも「雪がカッコいい」って何度も言ってた。
■無人艦隊出撃
空軍に出向していた島が、無人艦隊を統括するコマンド艦グラディエイターの艦長として登場する。
旧作では地上で指揮していたけど、やっぱり島はフネに乗っているほうがいい。
『2205』終盤で古代がイスカンダルへ向かっていた時、副長の島がヤマトを指揮していたはずなのだが、画面上ではほとんど描かれなかったのがちょっと不満だった。今回は指揮ぶりも堂々としたもの。こんな颯爽とした姿が見られて私は満足。
「アタック!」ってかけ声とともに攻撃開始。このシーン、好きだなぁ。
奮戦虚しく無人艦隊は壊滅してしまうが、これは展開上仕方のないところ。
ただ、その理由が「あらかじめバグが仕掛けられていた」、つまり内通者の妨害工作がここまで及んでいたのは、裏切りの根の深さを感じさせる。
そしてデザリアム艦隊の出現で窮地に陥った島たちを救うのが南部というのも、また良い。
「南部って優秀じゃん」って感じた第一話だった。
■グランドリバース降下
「目標は大気圏に突入」という台詞から ”お馴染み” のBGMが流れ、グランドリバースの降着までが描かれる。
それを見上げる真琴と翼。そして香坂先生は新キャラですね。
■「ヤマトニ集結セヨ」
縁側で酒を飲んでる佐渡先生。アナライザーの頭部から新アナライザーの声が聞こえる。「ヤマトニ集結セヨ」。それは銀河にも、ヒュウガにも、アスカにも届く。
北野艦長のコンソールには
「封緘命令書 Sealed Order ■地球連邦防衛軍 特命第806号
【極秘】SECRET
・元第65護衛隊所属隊員の特別輸送に関する命令」
の文字が。オペレーションDAD発動に伴い、封印が解かれたというか。
「地球最後の希望、ヤマトハ生キイテル」
作中では明らかにされないけど、Blu-ray 同梱のシナリオには ”小惑星イカルス” ってしっかり書いてある。
そこに鎮座するヤマトの第一艦橋から新アナライザーが語りかける。
そして古代が「ヤマト・・・」とつぶやき、再びヤマトの全景が写り、
第一話は幕。
(続く)
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