去る5月24日、公式サイトが更新され、
「第一章 黒の侵略」のメインビジュアルと本予告が公開されました。
合わせて「CHARACTERS」と「MECHANIC」にも追加情報が記載されました。
■メインビジュアル
パッと目に入るのは、左上の古代と右下の雪。
オリジナルを知っている人なら「ああ、あそこか」と気づくでしょう。
映画『ヤマトよ永遠に』序盤の有名なシーンですからね。
”おじさんホイホイ” を狙ってます(私もしっかり ”ホイホイ” されました)。
そして中央には次の文字が。これがまた意味深。
『もう一緒には生きられない
ーその時、あなたは愛する人になにを伝えますか?ー』
「もう一緒には生きられない」ってどんな時?
・・・不治の病で余命宣告されたりとかしたら、そう思ったりするかなぁ
なにせ人生も残り時間を気にするトシになってしまいましたからねぇ・・・
これは半分は冗談ですが(おいおい)、残り半分は本気だったりする(えーっ)。
そんなことは横に置いといて考えてみれば、
これはもちろん主役である古代と雪の間に起こることでしょう。
旧作では、じつに40万光年と云う壮大なスケールで
離ればなれになってしまった二人ですから、
今作も二人は(いろんな意味で)距離を置いてしまうのかも知れません。
「物理的な距離」ができれば「精神的な距離」も生じてくるでしょう。
昔から「去る者は日々に疎し」なんて云いますからね。
それにひょっとしたら「時間的な距離」も含まれてくるのかも知れません。
なにせ相手が相手ですから。
そんな環境に置かれた古代と雪の行動も今作の見せ場になっていくのでしょう。
そして左には
『果てなき災厄の時代ー
「抵抗」(REBEL)の意思を胸に、新・宇宙戦艦ヤマトが始動する!』
ガミラス、ガトランティス、デザリアムと、次々に災厄がやってくる時代。
ヤマトの旅が再び始まる。
期待しましょう。
■本予告
わずか1分ですが、例によって情報量が多い。
YouTube とかには内容を考察した動画とかも挙がってるみたいですが、
ここではあんまり頭をひねることなく、
動画を見て感じたこと考えたことなどを、
思いつくままに適当に並べていきます。
○BGM「暗黒星団帝国」からスタート
○迫り来るグランドリバース
●ボローズ
「・・・ウラリアの、光」
もとガルマン星総督も、左遷された今は
辺境国家の地球への領海侵犯を繰り返すというセコい任務についてる様子。
ということは、ボラー連邦は太陽系の位置を把握しているということ。
また、ボラー連邦も何らかの形でデザリアムの存在を知っている。
ひょっとするとデザリアムの母星は銀河の中心部にあるのかも知れない。
○グランドリバースが通過していくのは第11番惑星帯。
周辺にガトランティス艦の残骸が見える。
このキャプチャー画面ではよく分からないけど、明度を上げれば
○『果てなき災厄の時代ーー』
○ここからBGMは「巨大戦艦グロデーズ」(新アレンジ版)へと変わる。
オリジナルの映画では序盤と終盤で2回流れた、とても印象的な曲。
●藤堂早紀「何かが地球に迫りつつある。とてつもない何かが」
○北野誠也のアップ。グランドリバース迎撃の指揮を執っている?
●「共鳴波、最大照射!」
○しかし効果は無い。
ゴルバ同様、位相変換装甲を有しているので、波動砲だって効かないはず。
●土門「予め艦にプログラムされていた、これは?」
場所はヤマトの第一艦橋?
○地球防衛軍基地(?)に侵攻するデザリアム艦?
○銃を連射する古代
●藤堂長官「オペレーションDAD、発動だ」
”オペレーションDAD” については別項にて。
ちなみに藤堂の後ろには星名の顔も。
○デザリアム降下兵
○銃を持つ雪
○発砲する降下兵
●「システムダウン、アンコントロール!」
○制御不能に陥ったと思われる無人艦隊群
○大気圏に突入したグランドリバース
●北野誠也
「これは予測された事態だ。
そのために、お前たち経験者をこのアスカに集めた」
○地表に降下していくグランドリバース
それを見ているのは加藤真琴と翼くん
○地上を攻撃する掃討三脚戦車ガバリア
●雪「古代君!」
通路を駆け上がる雪だが銃撃を受けてしまう
このシーンはやっぱり外せません。
●古代「雪!」
●古代「雪!」
○歯を食いしばり、悔しい表情の南部
●南部父「敵はデザリアムだけでないことは、肝に銘じておいてほしい」
○藤堂と向かい合う女性士官(新キャラ?)
○デザリアム艦に突入する銀河、そして藤堂艦長。
いっそのこと、アルカディア号みたいに
艦首に衝角(ラム)でもつけちゃえばいいのでは(えーっ)
●新アナライザー「集結セヨ」
AUO9、ようやく復活ですね。
○島、土門、佐渡、篠原、雷電(たぶん)、坂本、藤堂・芹沢のアップ
篠原は最初誰だか分からなかったよ。
「このロン毛の艦長は何者だ?」って思ってしまった。
○雪へと手を伸ばす古代。乗ってるのはコスモハウンド?
○触れそうで触れられない二人の手をバックに
『「抵抗」(REBEL)の意思を胸に』
○女性の瞳のアップ。
真田さんと思われる姿が映っているので、これはサーシャでしょう
○いずことも知れぬ場所にあるやマトをバックに
『新・宇宙戦艦ヤマトが始動する!』
○満を持して(?)、デザリアム軍情報将校アルフォン少尉の登場
○太陽をバックに「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略」
この太陽、やっぱり様子が普通でないような気がするんだけどね。
○そしてヤマト主砲のアップで〆 「7.19 上映開始」
■オペレーションDAD
オペレーションDADとは、まあ素直に考えれば Operation Defence Against Dezalium (対デザリアム防衛作戦)の略だろう・・・と思うんだけどね。
ファンクラブに入っている人なら、情報が一足早く手に入るんで知ってる人もいるかも知れない。
ちなみにデザリアムの横文字表記は当てずっぽうなので違ってるかも(笑)。
これを書いてて思い出したけど、平成ゴジラの「vsシリーズ」に
”DAG (Defence Against Godzilla)” という用語が出て来たのを思い出した。
たしか、対ゴジラ用に開発された兵器の型番にこの文字が使われてた。
おっと閑話休題。
「イスカンダル事変」(ヤマト2205)の終結後、古代・森雪・真田の三艦長が揃って解任され、クルーたちも配置転換されたが、これは懲罰人事のようでそうではないのはみえみえ。
だいたい司令部に逆らって勝手に戦争をおっぱじめるなんて、極刑レベルの軍紀違反のはずだけど、刑務所に入った者はいないし、降格になった者さえいないんだから。
そしてこれは、近い将来に起こりうるデザリアム軍の地球侵攻に備えて、戦力と人材を温存するための処置だった、ということが今回のPVで確定。
北野兄には、”こと” が起こったときに若手ヤマトクルーを集めて廻るという任務が割り振られていたのでしょう。
地球連邦市民が「イスカンダル事変」の内容や「デザリアムの存在」をどれくらい知らされていたのか不明だけど、たとえどんな理由があっても、命令違反した軍人をそのままにしておくことはできないだろう。
だから表向きは懲罰人事の形を取らざるを得なかった。でも、最も大きな理由は敵の諜報活動を心配したのではないかと思う。
かつてガトランティスは、敵の中に送り込んだ ”蘇生体” を通じて情報を手に入れていた、という事実があったからね。
ならば、デザリアムだって何らかの方法で地球の情報を手に入れているかもしれない(ひょっとするとボラーも)。だからこそこんな手段を取ったのだろう。
■サーシャとスカルダート
この二人のCVは今回も発表されませんでした。
来月あたりにもう一本長めのPVが公開されて、そこでお披露目・・・なのかも知れませんけど、「2205」での潘恵子さんみたいに公開までシークレットでいってしまうのかも知れません。
・・・って書いてたら、公式サイトに
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』
6月12日(水)完成披露舞台挨拶 実施決定! というNEWSが。
ということは、遅くともこの日には明らかになるのでしょう。
■終わりに
このPVを見る限り、序盤は旧作『ヤマトよ永遠に』をなぞりつつ、『ヤマトIII』の要素が入っていくような気がします。
毎回書いてますけど、ヤマトの新作を前に、あーだこーだと妄想を展開できるなんて幸せな時代です。でもそれも、平和あればこそ。
自分がトシをとったせいもあるし、昨今の世界情勢もあるのだけど、エンタメが純粋にエンタメとして楽しめる世の中が続いていってくれることを願ってやみません。
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