赤い館の秘密

赤い館の秘密 (創元推理文庫) - A・A・ミルン, 山田 順子 評価:★★★ イギリスの田舎にある ”赤い館” と呼ばれる屋敷。そこの主であるマークを訪ねてきたのは、15年ぶりに帰郷してきた兄ロバート。しかし銃声が轟き、ロバートの死体が見つかる。 館に滞在中の友人に会いに来た青年ギリンガムは、事件を調べ始めるが・・・ 『クマのプーさん』で有名な英国の劇作家ミルンが書いた唯一のミス…

続きを読む

機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢

機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢 (ハヤカワ文庫JA) - 小塚原 旬 評価:★★★ 舞台は18世紀初頭のヨーロッパ。「永久機関の開発者には莫大な褒賞を与える」と布告されたノイエンブルク公国では、”永久機関” を騙る詐欺が横行していた。 その真偽を見極める機工審査官として任命されたテオ・アルベール。しかし彼の父もまた、かつて詐欺師の汚名を着せられて処刑されていた。任務の傍ら…

続きを読む

密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック (宝島社文庫) - 鴨崎暖炉 評価:★★★★ 東京都の山間部に位置する ”八つ箱村”。そこは白い直方体の家屋が建ち並ぶ異形の集落。そこで暮らすミステリー作家の一族、住民、旅行客が次々に殺されていく。そのすべては密室殺人、あるいは衆人環視の中での不可能殺人だった・・・ 蜜村漆璃と葛白香澄の高校生コンビが活躍するシリーズ、第三作。* *…

続きを読む